ヘアドネーションについて興味があるけど、やり方や条件等が気になる方もいらっしゃるかと思います。私は高校卒業してから20年程ロングヘアでしたが、人生初の35㎝のヘアドネーションを経験しました。この記事ではヘアドネーションについてのやり方や条件を解説します。是非ヘアドネーションを考えている方の参考になれればと思います。
ヘアドネーションとは
小児がんや白血病、先天性無毛症などの病気や不慮の事故などで髪を失ってしまった18歳以下の子ども達に、無償でウィッグを提供する活動の事です。
寄付する髪の条件
長さ
寄付できる髪の長さは31㎝以上からです。31㎝の寄付をしても31㎝の長さのウィッグが作れる訳ではありません。ウィッグを作るには土台となる生地に髪の毛を15㎝で折り返して作成されるそうです。長さの目安は31㎝でショート、40㎝でボブ、50㎝でロング、60㎝でスーパーロングとなります。
ダメージ
ひっぱって簡単に切れてしまう程のダメージを受けた髪はできません。
カラー
カラーをされていても大丈夫です。
ブリーチやパーマ、白髪については団体様により寄付が出来ない場合があります。
完全に乾いている事
濡れた髪は雑菌が繁殖しやすくカビも生えてしまうので使用出来なくなる可能性があります。しっかり乾いている髪を郵送します。
流れ・やり方
寄付する団体様を決める
ヘアドネーションはいくつかの団体様がいらっしゃるので、しっかり調べて自分でこの団体様にお願いしたいと思うところを決めます。団体様によって条件が違うのでしっかりホームページを見て確認しておきます。
1.JHD&C(Japan Hair Donation & Charity)
カット後のヘアスタイルを考える
ヘアドネーションをするのに最低31㎝の髪の長さが必要なので、実際にはもっとカットしています。例えば31㎝の寄付をする場合、31㎝辺りをゴムでくくり、その1,2㎝上をカットします。そこから希望の髪形に整えてもらう為、実際にはもっとたくさん切っています。今までのロングヘアから31㎝以上もの髪を切るのでイメージもガラリと変わるのでカットして頂いた後のヘアスタイルをしっかり考え、どんな髪形にするのか決めておきます。
ヘアドネーションカットをされているサロンを探す
「ヘアドネーション美容室」などで検索すると団体様のホームページから賛同サロンさんを検索出来たり、ホットペッパーさんも出てきます。行きつけの美容室でカットをしてほしい場合は、普通のカットとは別に工程が増えてしまうので事前に相談して下さい。
郵送
カットされた髪の毛は自身で団体様に郵送しないといけません。ひとつに束ねてビニール袋に入れて郵送します。数人分の髪を郵送する場合は全員分をひとつに束ねるのでは無く、同一人物ごとに束ねて郵送します。
新しい自分に会える
髪形を変えるには勇気がいります。とくにヘアドネーションが出来るぐらいのロングヘアの場合は、何年もかけて伸ばした髪の毛を切る事になります。今まで頑張って伸ばしたのに切ってしまって良いのか、短くなったヘアスタイルが自分に似合うのかと不安になるかと思います。ですが、いざ短くしてしまうとその髪型にあったメイクがしたくなったり、今までとはまた違ったアクセサリーや洋服が欲しくなったりと、新しい自分と出会えて楽しくなります。
まとめ
ヘアドネーションの条件はそこまで厳しくなく、やり方も簡単です。これからヘアドネーションの為に髪の毛を伸ばしてみようかと考えている方も、カラーやパーマをしていても寄付出来る団体様があるので伸ばしている間も楽しく過ごすことが出来ます。また、今ロングヘアで思い切ってショートやミディアムにしてみたいと思っているなら、せっかくの髪を寄付してみるのはいかがでしょうか。
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